今は二十四節気の「小寒」を迎え、これから「大寒」へと向かって最も寒さが厳しい時期となります。北風の吹く戸外に比べて家の中は暖房がきいて暖かいと思いがちですが、実は家の中にある温度差に体がSOSを発しています。家の中の温度差に気づいて、今できる対策をしておきましょう。
一般のお宅では長い時間を過ごす部屋で集中的に暖房をつけ、その他の場所は冷えていることが多いことでしょう。たとえば暖かいリビングから廊下に出た時、寒さでブルッと身ぶるいしたことはないでしょうか。この時、わたしたちの体では血管がキュッと収縮して血圧が急上昇。血圧の急上昇は心臓や脳などに大きく影響し、心筋梗塞や脳出血などの原因となることがあります。特に高齢者や血圧が高めの人などは、この気温差に気をつけることが大切です。
家の中で特に温度が低くて注意が必要な場所は、お風呂とトイレです。これらの場所には暖房機がない場合が多く、暖かい部屋との温度差が10度前後あるお宅が少なくありません。5度以下が望ましいといわれている温度差に少しでも近づけたいものです。
対策としては、トイレや脱衣所に小型の暖房機を置くことが考えられます。特に脱衣所は衣服をぬいで裸になる場所ですので、事前に暖房をつけておくようにしましょう。また、浴室は入る前にしばらく湯船のフタを開けておいたり、シャワーを出しておくなど、湯気で暖めておくといいでしょう。高齢者や血圧の高い人は一番風呂を避けて、最初に入った人の後に続けて入ると寒さや冷たさを防ぐことができます。
暖かい部屋と寒い場所との温度差を少なくするためには、暖房をつけている部屋の設定温度にも気を配りましょう。環境省がすすめる"うちエコ"では、暖房温度を20℃にすることを提唱しています。暖房にたよる前に、一枚多く着る、機能性下着を利用するなどの省エネファッションを心がけるといいですね。特に廊下が冷たい場合には、厚手のくつ下やルームシューズなどを利用し、冷たさが足に伝わりにくくすることもポイントです。
外出の時も玄関でマフラーやコート、手袋などを身につけ、戸外の冷気にじかに当たらないようにすることが大切です。寒さでブルッとふるえる場面をできるだけ減らすように心がけましょう。寒さはまだまだこれから、家の中の温度差対策をして元気に過ごしましょう。
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