お正月のおせち料理にも活躍するのが「れんこん」です。シャキシャキとした歯ざわりがおいしい「れんこん」をぜひ味わってみてください。
「れんこん」はスイレン科ハス属の植物です。鎌倉時代に日本に渡来し、きれいな花が観賞用とされてきました。食用になったのは明治以降のことです。中国や台湾では、ハスの実をお菓子にしたり、ハスの葉をお茶にして幅広く利用されています。
「れんこん」を切ると糸をひくのは、ムチンという成分のためです。ムチンは胃や腸の粘膜を保護して、消化・吸収を助ける働きがあります。また、黒く変色するのはタンニンと呼ばれるポリフェノール成分のためで、ムチンと同様に消化・吸収を高めてくれます。消化剤の役割も果たしてくれる「れんこん」は、つい食べ過ぎてしまうお正月にもぴったりの食材です。
「れんこん」は包丁を入れると黒く変色してしまうため、酢水に浸けておきます。変色を防ぐとともに、シャキシャキ感も増します。酢水は水600ccに対して酢15cc程度を目安にしましょう。
「れんこん」は穴が開いていることから将来の見通しが明るいとされる、縁起物の食材です。おせち料理には煮しめなどに使います。
その他に、天ぷら、中華風の炒め物、れんこんの肉詰めフライなど、油との相性も良いのが特徴です。
節と節の間ができるだけ長くて太いもの、穴が小さいものがよいでしょう。切り口が新しく、変色していないものを選びましょう。保存する時には湿らせた新聞紙に包んで、冷蔵庫に入れます。日持ちはしないので、なるべく早く食べるようにしましょう。
日本の伝統野菜である「れんこん」を利用して、お正月には家庭の味で作ってみるといいですね。 |