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満開の桜が散る頃、地面に舞い落ちた桜の花びらが再び咲いたように見えるのが
「サクラソウ(日本桜草)」です。5弁の花びらにはそれぞれ切れ込みがあり、桜の花の形に とてもよく似ているため、その名前が付きました。 「サクラソウ」は日本原産の植物で、江戸時代から広く栽培されてきました。 そのきっかけとなったのは、徳川家康の鷹狩りだといわれています。 現在の東京・赤羽の浮間が原は、大正時代まで「サクラソウ」が自生していたという場所 です。早春、この地に鷹狩りに出かけた家康が「サクラソウ」を見て気に入り、持ち帰って 栽培したのが始まりです。 江戸時代には、300種類もの品種の「サクラソウ」が作られたといわれ、園芸ブームを 巻き起こしました。「サクラソウ」のやさしい花びらと色合いは、桜が好きな日本人の感性に ぴったり合うのかもしれません。 「サクラソウ」は、もともと山岳地帯の寒冷な地に自生していた植物で、暑さには弱い 植物です。また、いつでも適度な湿度が必要で、水分が足りないとすぐに枯れてしまいます。 土が乾ききらないうちに水遣りをしましょう。 園芸店では、色鮮やかで丈夫な「西洋サクラソウ」または「プリムラ」と呼ばれる花の鉢が たくさん並んでいる季節でもあります。それらに比べて「サクラソウ」は、環境を選ぶ繊細な 植物です。しかし、それもまた日本人のゆかしい心に似合っているのかもしれませんね。 桜とリレーするように咲く「サクラソウ」を愛でてみてくださいね。 |
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