牧場などで「ヤギ」を見かけるとほのぼのとした気持ちになりますね。
静かに草をはみ、おとなしそうに見える「ヤギ」ですが、どんな特徴があるのでしょうか。
「ヤギ」というと、"紙が好物"と思われています。木の皮や葉を食べる「ヤギ」は、
木の皮を原料としている紙も与えられれば食べます。しかし、インクや塗料などが印刷された
紙は、「ヤギ」の体に良くありません。「黒ヤギさんからお手紙ついた、白ヤギさんたら読まずに
食べた〜」という歌は、「ヤギ」にとっては少々迷惑な誤解を生んでいます。
「ヤギ」の好物は、干し草や青草、キャベツやにんじんなどの野菜です。
また、「ヤギ」を絵に描く時には、瞳に横の棒線を引くと、簡単に「ヤギ」らしさが出せます。
「ヤギ」をはじめ、草食動物の瞳は横に長いといわれていますが、なぜでしょうか。
それは、草原のすみずみまで見渡して、自分を狙う敵をいち早く見つけるためです。
また、「ヤギ」の顔を正面から見ると、両目がとても離れています。これも広い範囲を見渡す
のに役立っています。
 「ヤギ」はもともと山岳地帯に棲んでいて、切り立った崖や岩場などの高い場所が
大好きです。家畜になった今でもその習性は変わらず、高い場所を好み、足場の悪い
所でもぴょんぴょんと器用にはねながら移動します。「ヤギ」を飼っている所では、わざわざ
滑り台のような高い場所を設けて、「ヤギ」のストレスを発散させています。
 そして、「ヤギ」はおとなしそうに見えますが、頭にはリッパな角を持っています。
シカの仲間は毎年新しい角がはえますが、「ヤギ」の仲間は一生はえかわらず、
雄にも雌にも角があります。大人になった「ヤギ」は、この角で頭突きをすることがあり、
意外に強い力を持っています。
 昔から、家畜として飼われてきた「ヤギ」は、肉・乳・毛などが人間の暮らしに役立って
きました。今でも、「ヤギ」の乳からは美味しいチーズが作られます。
「ヤギ」の生活はスローライフでありながら、自分を守る術をしっかり身に付けているようです。
「ヤギ」を見たら、子供たちにそんな話をしてあげてくださいね。