散歩をしていると、どこからかさわやかな香水のような香りが漂う季節です。
スズラン、モモ、スミレなどの香りに似た記憶がいっせいに蘇り、やがて、どこかの家の
庭先に咲く「キンモクセイ」の香りだということに気づくことでしょう。
「キンモクセイ」はモクセイ科の木で、花の色が黄色をしていることから名付けられ
ました。
「キンモクセイ」の花言葉は「謙遜(けんそん)」です。これは、春のジンチョウゲと並ぶほど素晴らしい芳香を放つ「キンモクセイ」ですが、花の姿は意外に地味なことから生まれた
花言葉です。通りがかった人がうっとりとする香りの庭に誘い込まれ、香りの主を
つきとめた時、小さな花をつけてひっそりと咲く「キンモクセイ」に驚く、そんな情景が
思い浮かびますね。
「キンモクセイ」の不思議は、空気が汚れていると咲かなくなるということです。
大都市では咲かないことがあるといわれていますが、もし庭の「キンモクセイ」が
咲かなくなったり、香りがしなくなったら、よく水をかけてあげましょう。
「キンモクセイ」は葉の汚れを嫌うことがあるので、よく水をかけてホコリを取って
あげれば、また良い香りで楽しませてくれるかもしれません。「キンモクセイ」の
香りが漂うようなきれいな空気を大切にしたいものです。
「キンモクセイ」の花が散って落ちたものを集めて小さな器に入れておくと、部屋の中に
良い香りがします。庭にあるものなら、木の下に布を広げておくと、散った花が落ちてきて
自然と集められます。
また、花びらを軽く洗って陰干しした「キンモクセイ」をティースプーン1杯、それを
ティーカップ1杯分の水とともに、5分間煮出してフラワーティーを作ってみましょう。
好みの量のハチミツを入れて飲むと、「キンモクセイ」の甘い香りでリラックス気分が
高まります。
秋の訪れを香りで知らせてくれる「キンモクセイ」を探して街を歩いてみませんか。