モダンで洗練された女性を思い起こさせる雰囲気の花が「カラー」です。
その優雅な様子によって花嫁を引き立てるウエディングブーケなどに使われる
ことも多く、人気が高まる花のひとつです。
「カラー」が日本にやって来たのは江戸末期で、オランダ船によってもたら
されたといわれます。「カラー」はサトイモ科であり、その花の形は同じ種で
あるサトイモやミズバショウと似ています。イギリスでは、白い色がユリ
(英語名で"リリー")を思わせることから、「カラー・リリー」という名前が
付けられています。
「カラー」の花で1枚の大きな花びらに見えるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)
という苞(ほう)で、実際の花はその中にある黄色の芯のような突起の部分
です。
「カラー」という名前は、白い花の部分がまるでシャツの襟のように見える
ことと関連がありそうですが、実は、ギリシャ語の"カロス"(美)という
言葉が語源となっています。花言葉は「乙女のしとやかさ」「清浄」といわれ、
ウエディングの舞台にふさわしい花といえるでしょう。
 「カラー」の代表的な色は白ですが、その他にも、ピンク、赤紫、オレンジ、
黄色など多くの花の色が楽しめます。
「カラー」を生ける時には水切りをしっかりとしましょう。大きな花器に無造作に
入れるだけで、素敵なインテリアになります。夏の部屋に凛とした雰囲気を
かもし出して、見る人の心も背筋もすっと伸びることでしょう。