いよいよ4月から、"通勤や通学で満員電車に乗る"という人も多いことでしょう。
通勤・通学で毎日電車に乗る人たちにとって、足の置き場もないほどの満員電車は、
大変なストレスとなります。ラッシュ時の満員電車の中は、押しつぶされないように、
倒れないように踏ん張ったり、ムリな姿勢を続けてしまい、疲労困ぱいしてしまう
人も多いのではないでしょうか。
 しかし一方で、満員電車で脚や腕の筋肉を鍛えられることもあるのでは、と思う人も
いるかもしれません。しかし、満員電車内で"踏ん張るようにして大きな力を出す"こと
は、酸素をあまり利用しない「無酸素運動」に入るといわれます。
「無酸素運動」とは、運動中の呼吸がとても少ない運動で、短距離選手やピッチャーの
投球などに代表される息をつめてする運動のことです。「無酸素運動」では、筋肉の中に
蓄えられたグリコーゲンという物質をエネルギーに変換して使うのですが、グリコーゲンの分解
によってエネルギーが発生した時、「乳酸」という物質を作り出します。
「乳酸」は疲労物質であり、「乳酸」がたまると疲れも増すわけです。確かに、満員電車の
中では息をつめて力を出していることが多く、目的の駅に降り立った時には気のせいだけで
はなく、肉体的に疲れがたまっているのは当然といえるでしょう。
 この疲労を解消するためには「有酸素運動」が有効となります。「有酸素運動」は
「無酸素運動」と対極にあり、酸素をたくさん取り込む運動です。酸素を取り込むこと
で、筋肉にたまった乳酸を炭酸ガスと水に分解し、疲労物質を除去するように作用します。
通勤・通学の満員電車の疲れを癒す「有酸素運動」としては、目的の一駅前で降りて
早足で歩くという手段がおすすめです。15分程度を酸素を取り込みながらウォーキング
することで疲れもとれ、気分もリフレッシュすることでしょう。「満員電車で疲れた上に
ウォーキングまで」と考えずに、毎日の疲れを理にかなった方法で早めに解消したいものです。
 季節は春、一駅分のウォーキングを始めるのにいい時期ではないでしょうか。