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奈良時代、日本のことを「秋津島(あきつしま)」と呼んでいたそうですが、
この秋津というのは、トンボのことだと言われています。 その名前には、トンボがたくさん飛び交う国という意味があったようです。 日本全国でさまざまなトンボが見られるのは、日本に大きな湖、清流や渓流、 池や川など、きれいな水が豊富にあることが理由です。トンボのヤゴたちが 暮らすことのできる水があることで、約180種類といわれるトンボが棲息しています。 トンボの中でも、アカトンボやシオカラトンボのヤゴは、水の流れのない水田や池で 育ちます。そのようなトンボを「止水性(しすいせい)のトンボ」といい、 川などの流れのある水の中で育つトンボを「流水性のトンボ」と呼んでいます。 水のある環境によって、トンボの種類も細かく変化しています。 秋になって自然の中に出かけると、多くのトンボと出会うことも多くなることでしょう。 トンボはすばらしいスピードで飛べる体の作りをしていますが、その大きな眼にも 秘密があります。飛びながら獲物を見つけるために、顔中に広がった大きな眼は 複眼といい、約3万個のいくつもの細かなレンズがぎっしりと集まってできています。 それがどのように見えているのかというと、いくつものレンズからの光が集まって モザイク画のようにひとつの絵になっているのではないかといわれています。 美しい秋の風景がどのように映っているのか知りたいものですね。 トンボがたくさん飛んでいる地域はきれいな水辺がある場所といっても良いでしょう。 都会でもシオカラトンボなどが見かけられるので、散歩の時などに見つけてみて くださいね。 |
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