池のほとりを歩いていると、いろいろな水草を見ることができます。
ハスはこの夏の時期、美しい花を咲かせているので、思わず見とれて
しまうことがあることでしょう。
 ハスなどの水草は、海から生命が誕生し、陸に上がった植物の一部が、
またもとの水中にもどっていったものと考えられています。
ハスは、水の底に地下茎や根をはり、茎と葉を水面まで伸ばして
います。水面でできるだけ多くの太陽の光を浴びようとし、限られた
水面に葉をお皿のように広げています。そして、水面よりも上で花を咲かせ
受粉する様子は、水中と陸上の暮らしの良いところを取り入れている
といっていいでしょう。
 夏には美しい花を咲かせるハスですが、秋には葉や茎が枯れてしまい
ます。しかし、水の泥土の中では地下茎が養分をためて育っています。
この地下茎が太く育ったものが穴の開いたレンコンです。レンコンに穴が
開いているのは、穴の空気を使いながら過ごすためです。
まだ水の冷たい頃、レンコン農家の人たちは胸まで水につかってレンコンを
収穫し、それがわたしたちの食卓にのぼっているのです。
今、美しい花を咲かせているハスが、冬になると地下茎を太らせて、レンコン
となるというのはとても不思議ですね。レンコンを食べる時、そんな話を
子供たちに聞かせてあげてみてはいかがでょうか。