山椒は、ピリリとした風味と独特の香りが食欲をそそる日本の代表的な
スパイスです。
山椒の葉も実もムダなく料理に生かされますが、山椒の若芽は「木の芽」と
呼ばれて、木の芽和えや料理のあしらいに使われます。これからの季節は、
たけのこの煮物やお寿司のあしらいに「木の芽」を使うと見た目も鮮やかです。
「木の芽」を添える時には、盛り付ける前に手の平にのせて、両手でパンと
たたいて香りを出します。
佃煮にする山椒は青い実を摘んだもので、粉山椒は成熟した実を乾燥させて
粉にしたものです。実は密閉容器に入れて冷凍保存すると一年中使えて
便利です。
 春は山椒が芽吹く季節ですので、いつでも使えるように山椒をキッチンで
育ててみると便利ですね。
 春先の今頃は、山椒の苗木が出回っているのでそれを利用するといいでしょう。
山椒は水はけの良い肥料分の多い土を好むので、市販の培養土に腐葉土を2〜3割
混ぜて土に植えます。日当たりの良い場所や少し日陰の場所まで、特に置き場所を
選びませんが、土が乾いたらたっぷりと水やりをすることがポイントです。
また、山椒を増やすには、若い芽を切り取って、水でよく湿らせたバーミュラ
サイト(園芸店で市販されている通気性と保水性のある人工的な砂の一種)に
さしておくと、2〜3週間で根が出てきます。根が出てきたら、苗木と同じ
土に植え替えましょう。
 収穫は、茎が木のようになってから行います。まだ苗木のうちに、たくさん
葉を摘んでしまうと枯れやすいので注意しましょう。高さが30cm位に
なったら、柔らかな新芽を摘み取って使います。山椒の実は青いうちに
収穫しましょう。
 山椒の爽やかな風味をキッチンガーデンでたっぷりと楽しんでくださいね。