3月も半ばを過ぎると、水も少しずつ温んできますね。
水槽で金魚を飼っている人は、活発になった金魚の動きを見て、
春の訪れを感じることでしょう。
 よく金魚を観察していると、金魚のオスのエラや胸ビレなどに
直径1mm前後の白くて硬い小突起がいくつか出てきているかもしれません。
実はこれは、発情のサインであり、春は金魚の繁殖の季節なのです。
このサインが出ているオスは落ち着きを失って、盛んにメスを追いまわす
ようになります。同じ水槽にメスがいれば、約10日ごとに数回の産卵が
行われ、1回の産卵で5千〜1万個の卵が生まれるということです。
よく見てみると水草に卵が産みつけられているかもしれませんね。
この産卵は6月始め頃まで続きますが、知らない間に水槽が金魚の赤ちゃんで
いっぱいになってしまうかというと、残念ながらそのままでは卵は孵化しません。
もしも卵を孵化させて稚魚を育てたい場合には、産卵のための水槽やヒーターが
必要になります。また、稚魚はミジンコなどの天然飼料しか食べないので飼料の
準備も必要になります。水槽でふつうに飼っている時に、自然に孵化し、稚魚が
育っていくことはむずかしいと言えるでしょう。
 金魚をたくさん繁殖させたり、品種改良に挑むのはプロの仕事ですが、
自分の飼っている金魚を増やしてみたいという人は、いくつかの水槽を置く
スペースと世話をする時間があればチャレンジできるようです。
興味のある人は金魚の繁殖に挑戦してみると、さらに愛情が湧くことでしょう。