田んぼに黄金色の穂が実る季節、大切に育てたお米を収穫する
農家の人たちの姿が見られますね。
 田んぼはお米を作るために開墾された土地です。
人が自然に手を加えると、環境が破壊されることが多いのですが、
田んぼは自然の生き物がそこに共に棲める貴重な場所です。
たとえば、トンボは秋に田んぼの水たまりに卵を産みつけ、冬を越します。
春になって田んぼに水がはられたら、卵がふ化してヤゴになり、田んぼの
糸ミミズやミジンコを食べて、夏の間には稲の茎につかまって羽化し、
めでたくトンボになります。そして秋になると、産卵のためにまた田んぼに
もどってきます。
 トンボの他にも、田んぼには、カエル、メダカ、ザリガニ、ドジョウなど、
まるで童謡の中に出てくるような生き物が棲んでいます。
田んぼには渡り鳥もやってきて、田んぼの昆虫を食べたり、秋から冬には
水を落とした田んぼに残った貝や昆虫、草の実や落ち穂などを食べています。
田んぼの周囲では、いろいろな生き物が生きているのです。
 ふだんは、遠くから眺める機会しかない田んぼですが、
小さな生き物の命を育くみ、わたしたちの主食であるお米も収穫できる
大切な場所であることをもう一度考えてみたいものですね。