よく庭先で見かける「アロエ」は、別名を"医者いらず"といわれるほど、
さまざまな効用がある植物です。
古代エジプトの人々もアロエを薬草として利用し、絶世の美女クレオパトラも
その肌に「アロエ」の液を塗ったといわれます。また、殺菌作用があると
考えられ、ミイラの保存にも使われていたようです。
 「アロエ」はサボテンの一種のように見られますが、実はユリ科の植物で、
300以上の種類があります。すべての「アロエ」に薬効があるわけではなく、
観賞用のものもあります。薬効が期待できて、手に入りやすい種類は、
キダチアロエ、アロエベラなどです。
 「アロエ」は、ヤケドや虫刺されをはじめ、胃腸病、便秘解消に効果が期待
できます。特に便秘解消が期待できる成分が、アロエに含まれるアロインと
アロエモジン。これらの成分は体の中に入ると、腸の中の水分量を増やして
腸の活動を活発にし、便通が良くなるのです。
アロエの薬効があるのは、外側の緑の皮の部分であり、中の透明な果肉では
ありません。便秘解消の効果を得るには、そのまま生の葉を食べるのが
1番です。生の葉をよく水洗いし、トゲを切り落として、すりおろして
ジュースに混ぜると飲みやすくなります。
 「アロエ」の語源は、アラビア語かヘブライ語といわれ、"苦い"という
意味で、その苦さこそ「アロエ」の薬効の秘密です。
 しかし、「アロエ」はとりすぎると下痢を起こしやすくなるので注意しま
しょう。1日約15g前後を目安にとるといいでしょう。